ストレスが溜まりすぎ…
最近、寝てばっかり。
朝起きて、朝食を作り、アス夫さんを起こして食べさせて、支度をさせて駅へ送る。帰って来たら朝食を食べて、また寝る。気が付くと2時3時…。ぐうたらすぎる生活が恥ずかしすぎる💦
でもね、私の身体は花粉症と闘っている。その上、ストレスが溜まり過ぎている。
そのストレスは、アス夫さんからのものだと突然気付いた。自分の気持ちをごまかしごまかし過ごしていたけれど、ごまかし切れないほど限界に近づいて来ているんだ。
『コミュニケーションが取れない』というストレス、ハンパない。
自閉系の人にとっては『会話はドッチボール』なのかもしれないけど、私は『キャッチボール』がしたい。思いがけない方向から、思いがけないスピードでボールをぶつけられて、そして逃げられる。そんなアス夫さんとの会話の繰り返しは、私の心を痛めつけ、疲弊させる。
余裕の無くなった私の心は、「アスペだから仕方がないよね」と思えず、アス夫さんの特性を…アス夫さんの人格を責めたり否定したい気持ちになる。そして、そんな気持ちになった自分を「ダメダメ!」と否定したくなる。
アス夫さんと一緒にいる限り、このストレスからは逃れられない。
コミュニケーションが取れる人と会話をするしかないなぁ…。
ひとこと言わずには眠れないわぁ
何やってんだよ、マッキー!
自閉症の不安解消に水
よく読む発達障害系のサイトブログで、自閉症と水難事故についての記事を読んだ。
そのサイトには、『溺死は、自閉症スペクトラム障害の子の主な死因となっています』と書いてあり、アメリカのグオフア・リー博士は『発達障害の子どもたちはいつも不安をかかえていていて、その不安を解消するための一つの方法として放浪し、本能的に水の中に入ろうと水に向かってしまうのだ』と言っているそうです。
そうだったのか!
だからアス夫さんは「水の見えないところでは不安で暮らせない」と言い、精神的におかしくなった時に海に潜って死のうと思ったのか…!
と、妙に納得した。
その研究が自閉系の全ての人に当てはまるかはわからないけれど、少なくともアス夫さんにはその傾向があるのだろう。
精神が不安定になった時には海に注意しながら、反対にお風呂や温泉に浸かることをその対処法としてみようと思った。
そう言えば…ASD&ADHDのアズ直子さんも最近温泉にハマっていると言っている。
アス夫さんと同じく本来、公共浴場は苦手なんだけど、温泉に浸かる様になったらよく眠れて長年の不眠症が治った…と、夜な夜な近場の温泉に入りに行っているそうだ。
水に入って不安が解消されているのかもしれない。
参考サイト
変わるつもりはあるのか?
昨夜、アス夫さんは突然「俺はやっぱり逃げてるな」とテキストを送って来た。
「何から?」と訊くと「色んなものから」と返ってきた。
そして「急に全部は無理やけど、変わらないとあかん」と。
おお!ついに自覚したか!逃げていることに気付いたか。変わろうという気になったか!
5年かかってやっとここまで来たか〜!!
と、私はかなり喜んでいた。
今朝も私より先に起きてきたアス夫さんに「偉いなぁ、がんばってるなぁ」と声を掛けた。
そして朝食を食べたアス夫さんはトイレに入り用を足し、布団に潜った。
…それはいつものこと。
いつもはそれから時間ギリギリまで寝ていて、私に起こされて、慌ててシャワーに入り、汗をかきかき車に乗り込み、駅へと向かう。
毎朝「先にシャワーに入りぃ。」と声を掛けるんだけど「大丈夫」と言って布団に潜り、ギリギリになる。
本当は「変わらなきゃ」と思うならばこの習慣もやめた方が良い。
でも、何事もスモールステップ!と思いそのまま寝かせておいた。
そしてギリギリより5分前、声を掛けたのだけど…「うるさい!」と来たもんだ。
「ああ、そう、夢子はうるさいかぁ、じゃあ向こうに行ってるわ」と私はリビングへ戻り、状況を見守った。
それから40分後…もちろん今からじゃとても始業時間には間に合わない。
でも、放っておいた。
起きてきたアス夫さんは不服そうに「もう完全に間に合わんやん…」と言ったけど、「そうやねぇ。でも夢子のことをうるさい言うたんはアス夫さんやからねぇ」としらっと答えた。
ああ、本当に残念…。
脳に異常は認められません
脳の状態も年齢相当のものです。
問診からも、特に重大な所見は見られません。
…そうやろなぁ。
ただ「アルコールはたくさん飲まれますか?」と訊かれた。
アス夫さんが返事に困っていると、「健康保険組合がアルコール飲料のメーカーの組合ですので、たくさん飲まれるのではないかと…」とお医者さんが言った。
「たくさん飲むやろ?毎日」と私がアス夫さんに声を掛けると、やっと「はい、たくさん飲みます」と答えた。
すると、脳の萎縮はアルコールをたくさん摂取することが原因になるから、今は症状が出ていないけれど気を付けるように…と言われた。
先生、ありがとうございます😊
診察が終わるとアス夫さんは会社に向かったが、いろいろと言われると混乱して全部覚えきれない特性を利用して、『脳に異常は無かった』『うつ病の人は脳が自分を守るために、大きなストレスを感じると物を覚えられなかったり忘れたりする』『アルコールを大量に摂取しないように気を付けて』と、3つのことを強調して私の口から伝えた。
多分、その3つしか覚えていないから、上司にはそう報告するでしょう。
それでプレッシャーを掛ける言い方をしないように気を付けてくれるかな?
うつ病患者だということを思い出してくれるかな?
多少の物忘れはフォローしてくれるかな?
その他の原因を探して来いと言われなきゃいいんだけど。
脳神経外科に来ている
朝からアス夫さんと脳神経外科へ来た。
お医者との問診を聞いていたら、アス夫さんが上司に言われた「その物忘れは普通じゃない」の理由を言っていた。
今の部では来客があった時に、帰りのタクシーを呼ぶ電話を部長がしていたらしい。
アス夫さんは自分がした方が良いんじゃないかと思いつつ、いつも忘れていたようで…で、来客が5回くらい続いた後、いつも電話をしていた部長が「何でお前は電話できないんだ?」「その物忘れは普通じゃない」となったらしい。
…いや、それ、アス夫さん悪くないし。
「お客さん帰る時タクシー呼んで」と指示出したか?
『察しろよ』と心の中で思っただけじゃないか?
自分も指示出すのを忘れてたくせに、人のせいにするのか?
また今後も訊いてみようと思うけれど、恐らく『物忘れ』ではなく『気が利かない』とか『気が付かない』の問題なんじゃないかと思う。
ごめんなさい、ASDのアス夫さんにはできません。
指示を出すのを忘れないでください。
…でもね、10月頃から一緒にアス夫さんと仕事を始めた上司はうっすらアス夫さんの特性に違和感を感じて、ちょっぴりカサンドラな感じになっているのかもしれない。
管理職になる人には、発達系の研修を受けてもらいたいものです。
脳神経外科へ
アス夫さんが「脳神経外科へ行く」と言い出した。
先日の上司から、お前の物忘れの酷さは普通じゃないから病院へ行ってこいと言われたらしい。
完全にパワハラやないかい!と思ったけれど、アス夫さんは大真面目。
自分はそんなに物忘れが激しいのか?と不安になったみたいで、初めは私に訊いて来た。
私は、アス夫さんは『覚えたことを忘れる』のではなくそもそも『覚えていない』のだと説明した。
いくつかのことを一度に言うと全部は覚えていない…それどころか理解できていないこともある。
そして自分の興味の無い事は返事をしても覚えていない。
聴覚情報処理障害かもしれないしね。
…何にせよ、ASDの特性だよ。
だから「上司の指示の出し方が悪いだけでアス夫さんは悪くないよ」と言ったんだけど「俺が悪いんや!」と譲らない。
その上、何年か前に頭のMRIを撮った時「少し脳が萎縮してる」と言われたことを思い出した。
そして痴呆症になっているのではないかと不安になったらしい。
私はその時も、言わなかったけれど「発達障害の所見やわ…」と思った。
アルコールの飲み過ぎでも脳が萎縮すると聞いたことがあるから、原因はそれかもしれないけれど。
そんなわけで、脳神経外科へ行くことになった。
アス夫さんも上司もそれで気が済むらしい。
私は病院へついて行くことにした。
脳の専門家は萎縮した脳を見て誤診することがあるらしいから。
自分の特性に気付かずにそれを上司に叱責されて、配慮も受けられず、気に病んで苦しんでいるアス夫さんを見ていると「あなたASDだから」と言ってあげたくなる。
わかってて本人に言わないことがとても心苦しい。
でも、言ってしまってそのあとのフォローができるか心配で、言えないでいる。
とりあえず、脳神経外科へ行ってくる。