無駄な時間

アス夫さんを寝かしつけた。

アス夫さんは今日、お昼に缶ビールを１本飲んで、録画ドラマを見ながらチューハイを2リットル飲んだ。当然飲み過ぎで…２本目のドラマの途中で寝入ってしまった。

それから3時間、お昼寝。起きて夕飯を食べると「シンドイ…」と言い出した。そして歯を磨き、お布団へ。そして私を呼ぶ。何かと思ったら「全然眠れる気がしない」と言う。当たり前だ。「しんどいから横になってるんでしょ？まだ寝なくていいよ」と言ってあげて、リビングに戻った。時間は夜7時半。

しばらくすると…また私を呼ぶ。行ってみると「全然眠れない」と。「だからね、まだ眠れなくてもいいんだよ」と言ってリビングへ戻り、お料理サイトで楽しんでいると…「背中押して」とマッサージのおねだり。しばらく背中を押して脚をマッサージしてあげた。

寝たかと思ってまたリビングへ戻りお料理サイトを見ていると「ひとりで何してるの？」と様子を伺う声が。おいおい、寂しいのか？顔を見に行き「添い寝しようかねぇ」と言うとまた、「全然眠れないから」と言った。…はずなのに…。子供を寝かしつける時のようにポン・ポン・ポンとリズムをとって身体を叩いてあげると、5分もしないうちに寝息が聞こえた。

…まったくもう、どこまで子供なんだか。

ポンポンしながら、寝かしつけの時間も無駄な時間だよなぁ…と思った。世のお母さん達は子供のために、どれだけ無駄な時間を過ごしてるんだろう？…と考えた。子供が大人になるまでに、母親は一体どれくらいの無駄な時間を使うんだろう？

アス夫さんが母親にしてもらえなかったことを私がしてあげるとすると、一体どれくらいの時間がかかるんだろう？3歳くらいから小学校卒業まで…10年くらいか？マジ？でもって本当にそれで自立するのか？大人になるのか？「私の10年を返して～‼」ってことにはならないか？